非生産的座談会

会長、副会長、新顔こむぎ

眠い

いやー別になにか書きたいことがあるわけじゃないの、でもなんか書きたいなあって思ったのだから書くね。

バイトは辞めますはいはい辞めますドクターストップです。やんなきゃいけないの、なんのためにやってるのって聞かれてはーわかんねえな別にやんなくてもいいなって。仕事は楽しいけど行くのはしんどい。どこでもドアがあって、家から仕事場までひょいって行けたらもしかしたら続けられるかもね。でもそうじゃないから終わり。楽しいけどできないってことよくあるよねはい終わりバイト終わりでーすいっぱい休んで迷惑かけてすいませんでした。

他人の期待を蹴散らす勇気がない。私に失望しないでほしい。私のせいで困った顔をしないでほしい。頑張ったねって褒めてほしくはない。私を自慢に思わなくてもいい。私のせいで困ってほしくない。私を負担に思ってほしくない。でももうけっこうわりと無理。家事をするのが精一杯ってダメじゃない? いやいや大学生とはいえもう一コマくらいしか授業ないんだよバイトくらいやろうよねえ。

 

あのね、通ってる病院片道2時間かかるんです。電車で1時間半そのあとバスで20分。今日は帰りのバスを間違えてさらに30分かかりましたあーあ。京王線なんて初めて乗ったよ長かったなあ。隣に座ったおじさんが腕を広げてきて邪魔だった、ばーんて広げてるの、ばーんて。ちょっとは遠慮してよおと思いながら私は肩を寄せてましたあーあ。

書きたい欲が満たされましたので終わりにしますじゃーんじゃーんじゃーん(ピアノの音に合わせてお辞儀)

 

 

【小説】かいじゅうがでた

授業中気持ち悪くなったのでトイレに駆け込んで吐いた。そしたら俺の中から変なものが出て来た。

「よお」

「............」

「よお」

「......こんにちははじめまして」

「ああーお前そういうやつなんだこっちがよおってフランクな感じで話しかけてるのにはじめましてとか言ってなんなら敬語使っちゃって壁作っちゃうタイプなんだ」

「......」

「ふーん、友達いなさそうだねよかったね」

よくないよ。よくないというかあなたはなんなんだ。あなた?

お昼休みに食べたメロンパンと牛乳に混ざってピンク色のカブトムシの幼虫みたいなものがピクピクしている。正直キモい。それが喋るんだからもっとキモい。喋る時にはまぶたのようなものがぱちぱち動く。

「あなたのお名前は」

「あ? 俺に名前があると思うのかウケるわ。名前なんかいらねえよ好きに呼んでくれ」

げえっげえっげえっと変な音が聞こえる。それってもしかして笑ってるの。

「でもでもそれは困りますよ名前は縛るんですよ、見ず知らずの幼虫に僕なんかが名前つけちゃダメです」

「めんどくさー! もう一回言うよめんどくさー! いいよわかったよじゃあ怪獣って呼んで。お前らのとこじゃ俺のことそう言うんだろう」

「じゃあじゅーちゃんて呼びますね!」

「.......好きに呼べよ」

 

とりあえず俺のゲロの中にそのままいるのは嫌だと言うし言葉を話して生きてるようなものを流しちゃうのも忍びなかったのでポケットに入れて教室に荷物を取りに戻った。大丈夫、じゅーちゃんはちゃんと水道で綺麗に洗えたと思う。

「真面目くんだと思ったけど授業途中で帰るのな」

「だってじゅーちゃんが授業中に死んだら後悔します。プルプルしてるからお水につかってないと死んじゃいそうで」

「うん、まー、別しそうなったらそうでしゃーないけどな。ありがとな」

自販機でペットボトルのジュースを買ってすぐに飲み干し、上の細くなってる部分をカッターで切り落として容器を作った。水とじゅーちゃんをそこに入れる。大学は変なことをやってる人が多い。即席水槽を持って歩いてる人がいても誰もなんとも思わないだろう。友達もいないからそれなあに、なんて話しかけられる心配もない。

「この後どうするんだ」

「家に帰ります、10分くらい耐えてください。一人暮らしですからとりあえずなんとかなります」

「俺を生かすのか」

「喋りますからね」

またげえっげえっげえっと笑う。その笑い方好きじゃないなあ。

 

「どこから来たんですか」「見てただろお前の腹ん中からだ」「じゅーちゃんはなんなんですか」「怪獣だよ怪獣。育ててみろよおっきくなるぜ」「大きいのは困るのでできればちっこいままでいてください。小型犬くらいがいいですね」「人型にもなれるぞ俺の可能性は無限大だ」「俺の可能性は無限大......」「笑うな。生かしてくれたお礼をしてやってもいい、なんでも言ってみろ」「ええ〜! いいですよおじゅーちゃんになにができるんですかそんなぷるぷるのくせにい!」「くせにって言うなよ傷つくだろ」「じゅーちゃん男なんですか」「そういうのはよくわからんが育てばいつかはたぶん子ども産めるな」「ふーん」

じゅーちゃんはそれからすぐに水を大量に飲んだ。水以外はどうでもいいと言わんばかりに飲んだ。飲むとそのぶん大きくなった。最初は俺の指先から一滴一滴不自由そうに飲んでいたのに、腰に手を当てて風呂上がりのおっさんのように水を飲み干すじゅーちゃんはもう普通の大人の人間と見分けがつかない。手足がすらっとしていてまつげなんかばちばちだ。俺の服を着ているけどあんまり似合ってない。

「俺、スーツが似合うんだよ」

「そうなんですか」

「そうなんだよ。そういう設定」

「見た目は人間でも、やっぱりぷるぷるなんですね」

「まあな。おれのチャームポイントだからな」

 

打つの疲れたので今回はここまで。

 

 

そんなことよりサンバ踊ろうぜサンバサンバ

全部つまんないと思う。手を傷つけると血じゃなくて膿が出てくるのね。そのまま放っておくとホコリが付いてしまうのでティッシュでじわーっと拭き取る。そうするとまた出てくる。役に立たないのにもったいない。

気持ち悪いよねわかってる。すれ違う人すれ違う人みんながぎょっと私を見る気がする。あーあ自意識過剰でしょ?  でもそう思うのだって私だったら泣きながら手をガリガリ掻いて歩いてる人がいたらヒイッて思うもん。

イライラするの。自分の感情がよくわかんないの。ほっといてくれないかなほっといてほしいんだよね。一人の世界に行きたいのみんな死んじゃったらいいの。みんなを殺すのは迷惑だから自分が死んだ方が手っ取り早いよね。でもそれはそれで誰にも迷惑かかんないわけじゃないからできないのよ。

 

誰かに必要とされたいとか誰かに愛されたいとかじゃないけど人に優しくしたい。喜んでもらいたいわけじゃないけど優しくしたいの、好かれたいわけじゃないけど優しくしたいの。なんでだろうね、バカなんだろうね。誰にでも優しい人になりたいの。誰よりも誰にでも優しい人になりたい。

私は本当は優しくないから、人に優しくするにはいろいろと我慢しなくちゃいけないこともある。我慢すると胸がぐっと苦しくなって、なんで苦しいのかよくわかんないからむかついて手に傷をつける。そうするとよくわかんなくてむかついたという事実が遠くのことのようになる。私は左手の甲だけには優しくできない。右手には優しくできるのにね。手に口はないから文句を言われることはない、その代わり周りの人が怒ったり心配したりする。うん、やめた方がいいね。もっとわがままになった方がいい。

それでも優しくなりたいの。わかるかな、なんでだろうね。人に優しくしてればきっと誰かが私のこと生きてていいよって言ってくれるかもしれないような気がするのよね。よくわかんないね。もう生きてるんだからそれだけでいいのにね。

自分の性格について

あなたはどんな性格ですかときかれたら、困ってる人がいたら放っておけないタイプの人間ですと答えると思う。

キッッッッッッッッモイ。

自分がそう言う人間なのが本当にキモい、無理。でも実際そうなのでどうしようもない。他人が苦しんだり悩んだりしている姿をできるだけ見たくないから放っておけない。自分のことしか考えてない。でもそういう人がいるとわかった時点でもう無理。見て見ぬ振りはできない、もう認識しちゃったから。そういうときは自分にできるだけのことをする。無責任に関わるのはしない。でも誰かが苦しんでいるのを知っているのはつらい。それは自分のつらさじゃないのにつらい。

他人の反応がとても気になる。自分のせいで不快な思いしてはいないかいつも気にしている。なんとか気に入られようとジタバタしている。喜んでもらいたくてマジックを練習したりしてた。そういう自分がキモいなあといつも思っている。今はもう披露する相手がいないから練習もしてないし、多分簡単なのしかできなくなった。

 

高校生まではアッパラパーな性格で、他人の感情なんて考えたこともなかった。大学生になってあれこれ責められたおかげで他人のことだけを気にするようになった。今の自分は卑屈でキモい人間だなと思う。それがいいことなのか悪いことなのかは私にはわからない。でも高校生の頃の性格に戻りたいとは思わない。

 

あとの私は好きなものでできている。

小説が好き。モーツァルトの作った曲が好き。ピアノの音が好き。飴が好き。薄暗い部屋が、さよならポニーテールが、シャフトの作ったアニメが、ユーリon Iceが、お寿司が、冬が、それから水たまり、SNS、お酒、本屋、石、ワックスのかかった床、固いパン、冷たいもの、アイロン、犬、メガネが好き。嫌いなもののことは時間の無駄なので極力考えない。もうこれは性格の話じゃないけど。好きなもののおかげでなんとか生きている。

 

 

入院について振り返る

8月28日に退院してそろそろ一週間経つので、忘れないうちに入院中のことについて書いておきます。

 

❶ 1日の流れ

6時起床、7時朝ごはん、12時昼ごはん、18時夕ご飯、予約した時間にお風呂、時々診察とか検査

 

❷ 病気について

色々検査しました。知能を測るなんか難しい問題とか、ロールシャッハテストとか、あと子供時代のことを聞かれたり。で、結果として今までのは全部誤診で発達障害ということになりました。びっくり! 動作性IQが言語性IQの半分しかないの、意味わかりません。なぜこうなった。しかしおかげで薬を飲まなくて良くなりました。お酒が飲めるぞ! もともと効いてる感じなかったし飲まなくても何も変わりません、でも今だけかも。まあ良かったです。

 

❸ フラッシュバックについて

ほぼ無いと言っていいほどなくなりました。ストレスがなかったからかな? やったー、でもこれも今だけかも。フラッシュバック時に出てくる頭の中の人に名前をつけたおかげか思い出した時のつらさも軽くなってように感じます。ラッキーでした。

 

❹周囲の人間について

1.彼氏

思いっきり振り回されました。今も振り回されています。閉鎖病棟に入院中の人間に毎日のように死にたいつらいと言ってくるの、すごい。すがる相手が私しかいないんだろうけど、すごい。おかげで菩薩のような心持ちにはなれませんでした。ストレスを与えてくれてありがとう。今後入院される方でこういう人が周りにいる場合はケータイを持ち込まないことをオススメします。入院した甲斐がなくなる、マジで。いっそのこと「家族以外と連絡禁止だから!」くらい言っちゃっていいと思います。

2.父母

何度も洗濯物取りに来てもらってありがとうございました(私の入院したとこでは、病院が洗濯してくれるサービスもありましたが使いませんでした)。色々迷惑をかけたので申し訳ないという気持ちがさらにふくらみました。このご恩、いつか絶対返す。

3.他の入院患者

入院患者どうしのケータイアドレス交換は禁止されていたのですが、みんなわりとアドレス教え合っていて、そのせいでトラブルになったりしていて(なぜ入院してまで人間関係のトラブル作るし......)と思ってました。「どうせ◯◯さんと私の悪口言ってるんでしょ的なメール来た〜どーしよ〜!」「まあ悪口言ってるしね〜ソンナコトナイヨーって送っとこ〜」みたいな会話が実際にありました。関わらないのが正解ということで私はほとんど喋ってません。無言の私にやたらと「つらいのよお〜」と話しかけてくるおばさまや「普通の人に見えるけどなんでここにいるの」と言ってくるおじさまなどのおかげで他の患者さんにいいイメージはほとんどありません。私の場合は部屋にこもってるか大広間でテレビを見るのが一番良い選択肢でした。

 

❺看護師さん

優しかった。もっと話しても良かったかもしれない。看護師さん相手に「これ言ったら迷惑かな......」と考えてたのは正直馬鹿だったなと思います。いいから話しとけよ!

 

❻まとめ

入院して良かったことは正しい診断がついたこととほぼストレスフリー生活のおかげか死にたいという気持ちは無くなったことの2つでした。でもお金かかったのがとても申し訳ない。周囲の人間に気を使いすぎて疲れました。そういう性格なのでしょうがないけど、ストレス源になる人間との連絡手段は断っておくべきでした。

 

おわり。

 

【日記】しんどい

 つらい、とにかくつらい。

薬を飲んでいなかったからなのかそういう時期だったのかはよくわからないけど鬱だった。体は重いし気力は湧かない。一日中グースカ寝てるだけ。ほかはなにもしなかった。

ここのところ彼氏も鬱だ。朝は仕事に行きたくない行けないと落ち込み、家を出てからも死にたい、帰りたい、会社辞めたい、つらい、何もかもがうるさいと定期的にラインで暗いメッセージが送られてくる。特に最近になって死にたいとよく言うようになった。

それを受け止めるのがつらい。そうだね、死にたいくらいつらいよね、でも死んじゃったら私悲しいなと返事するのがもうしんどい。私もずっと死にたいって思ってるのにそこへ他人の死にたいまで面倒見られない。私以外に彼氏の死にたいを受け止めるものが無いのは知ってる、でもしんどい。死にたいと言った時にに死にたいとか言わないでよって返されると逃げ場がなくなるのがわかってるので言わないけどしんどい。人の死に体を受け止められるほど私はまだ健康じゃない。

本屋に行って気になってた本を少し立ち読みした。全然読めなかったから買わずに帰ってきた。

生まれて来なければよかったと思って、今までお世話になった人に申し訳なくなった。死ぬのが怖いから生きてる。

本当はもっと楽しみたい。死にたいとか考えてる暇があったら面白い本を読みたい、いろんな曲を聴きたい、きれいな絵を見たい。でもしんどさが勝っててそれができない。つらい、病気が憎い、早く良くなりたい、もっと楽しんで生きてたい。

 

明日は死にたくなくなってるといい。

【日記じゃない】春

 春だ。春。春だよ、春春。

 もう3時間も待ちっぱなし。もういくつものカップルがお決まりのやり取りをして去って行くのを見た。「待った?」「ぜんぜん! 行こ行こ!」なーにがぜんぜん、だ。こっちはあんたたちが30分も前から時計チラチラ見ながら待ってるのずっと見てたんだぞ。待ってたんだぞ馬鹿野郎って背中でも蹴ってやれ。一方私はさっきから懐中時計の蓋を開けたり閉めたり開けたり閉めたり。金具がすり減るからやめたほうがいいよってあいつは言うけど誰のせいですり減ってると思ってんだいっっっっつも待たせやがってチクショー。

 とにかく落ち着かない。私は漢字について考える。蠢くと言う漢字、あれはちょっと気持ち悪すぎやしないだろうか。虫が二つも、それもなんと春の下にくっついている。まさに蠢いている様子が伝わってくる気味の悪い漢字だ。思い浮かべただけでぞわぞわする。時計を落として危うく踏まれそうになり、踏みそうになったおじさんに迷惑そうな顔をされた。違うんですこれも全部あいつが悪いんですあいつが遅いせいでイライラして落としたんです「ごめんなさい」。舌打ちをされる。なんだか悔しい。

 今日はこれからお花見に行く予定だった。お昼になる前に待ち合わせをして私の作ったお弁当を食べてなんやかんやイチャイチャしちゃおうっていう寸法。寸法だった。だけど今はもうおやつの時間で、しょっぱい唐揚げも甘い玉子焼きもふわふわのサンドイッチもぜーんぶおやつ。その時あいつから連絡が来る「今家出たからあと30分でそっちに着く」。チクショー着いたら背中蹴ってやる。そうだ欲しい靴があったからそれをお詫びに買ってもらおう。

 あと30分、あと30分で着くと口に出して呟く。3時間も待たされた身としてはあと30分なんてなんてことないように思える。たったのあと30分でこの待ち時間が終わると思うと心にもなんだか余裕が出てきた。あの人の着てるトレンチコートかわいいな。あの人の立ち方すらっとしててきれいだな。リュックを前に抱えるのをやめて背中に回し、あえてピシッと立ってみる。けどすぐに嫌になってやめてしまう。ああ姿勢良くなりたいな。ピシッ、だら。ピシッ、だら。時計を見るとまだ5分しか経っていない。あーあうんざり。どうして私こんなに待っているんだろう、怒って帰ってしまえばよかった。

 人が歩いているのをぼーっと眺めていたらいつの間にか30分経っていたようで「駅に着いたよ、あと1分で着く」と連絡が来る。長かったな、今日ももうすぐ終わりだな。どんなお詫びをしてもらおう。彼も彼なりに焦っただろうから背中を蹴るのは無しにしよう。でも靴は絶対ゆずらない。

 まずはこの3時間私がどんなに苦労して待っていたかを話そう。それから昨日道で見つけた猫の話をしよう。お弁当を一緒に食べて、その後のことはその時考えよう。

 疲れた足から痛みが引いたような気がした。